iPhoneを長く使っていると、バッテリー残量はまだあるのに急に電源が落ちてしまうことがあります。勝手に電源が落ちて反応がなくなってしまうと、「故障かな?」と驚いてしまいますよね。iPhoneの電源が突然落ちてしまう症状にはいくつか原因があり、機種や使用状況によって対策が異なります。この記事では、iPhoneの電源が勝手に落ちる場合の対処法をご紹介します。iPhoneの充電が急になくなってしまう症状でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
iPhone6で電源が落ちる原因|バッテリーへの負荷が原因
iPhone6は、バッテリーへの負荷が原因となって、電源が急に落ちる場合があります。iPhone6はバッテリーに高い負荷がかかったときに、機種本体を守るために電源を強制的に落とす仕様になっていました。しかし、人によって症状が出るタイミングが異なるため、どの操作をしたときに落ちるかがはっきりしていないのが現状です。
バッテリーへの負荷が高くなる主な操作として、大容量のデータ通信やカメラの起動などが挙げられます。これらの操作をしたときに電源が落ちる場合には、バッテリー負荷が原因の可能性が高いといえるでしょう。これに対して、Apple側はiOS10.2.1以降でバッテリー負荷による強制終了を解除しました。これによりトラブル発生率は大幅に減ったようです。
iOSが古いバージョンのままでiPhone6をお使いの場合は、バッテリー負荷が原因で電源が落ちている可能性が高いと考えられます。iPhoneの設定画面から、iOSのバージョンをチェックすることをおすすめします。
iPhone6sで電源が落ちる原因|製造トラブルの可能性も
iPhone6s、製造トラブルによる初期不良でバッテリーに不具合が生じる場合があります。iPhone6と同様に、電源が急に落ちてしまう不具合が多く報告されているiPhone6s。こちらはApple社が製造トラブルを公式に認めています。
ただし、すべてのiPhone6sに製造トラブルがあったわけではないので、Appleの公式サイトで自分のiPhoneのシリアルナンバーを検索して、念のためトラブルがある時期に製造されたiPhone6sかどうかを確認しておくと安心です。
また、製造トラブル以外にも電源が落ちる原因があります。1~2年以上使ってバッテリーが老朽化してくると、電池残量があるにもかかわらず、急にシャットダウンしてしまう症状に見舞われることがあります。また、iPhoneの設定で、Wi-Fiが常にオンになっていたり、ディスプレイの明るさが常に最大になっていたりすることでも、バッテリーが急速に減ってしまうため注意が必要です。
iPhone7・iPhone8で電源が落ちる原因|アップデートが原因
iPhone7またはiPhone8は、iOSのアップデートが原因となり、電源が急に落ちる可能性があります。iOSはバージョンアップするたびに追加の機能が盛り込まれていくため、メモリの使用量が大きくなっていきます。すると、メモリ容量の少ない機種を使っている場合にはiOSのアップデートが負担になり、バッテリー電源の消費を早めてしまうことがあるのです。
また、iPhoneの使用方法によっても、バッテリー負荷が高まる恐れがあります。同時に複数のアプリを起動したまま長時間使用したり、画像や音楽データをメモリ容量いっぱいまで保存したりすると、その分電力を消費するためバッテリーの不具合につながりやすいのです。
充電の頻度が高い場合にも、バッテリーの老朽化が早まります。充電はバッテリーに対しての負荷が大きいため、残量がまだあるうちに繰り返し充電してしまうと、その分早くバッテリーが劣化するため、電源が急に落ちてしまいやすくなります。
iPhoneの電源が勝手に落ちる異常の対処法
iPhoneの電源が勝手に落ちる場合、いくつかの対処方法があります。まず、iPhone6やiPhone6Sをお使いの場合には、iOSが古いことや初期不良が原因の可能性が高いため、iOSのバージョンや製造番号を確認しましょう。iPhone6はiOSをアップデートすれば、電源への負荷が高い操作をしたときに急にオフになる症状が防げます。
iPhone7やiPhone8以降の機種をお使いの場合には、充電の頻度回数を減らしたり、不要なアプリやデータを削除してメモリ容量に余裕を持たせたりする対策がおすすめです。使い方に気をつけるだけでも、バッテリーの寿命を長持ちさせられます。
しかし、バッテリー自体が老朽化している場合には、使い方の工夫で対処するのが難しくなります。その場合には、バッテリーの交換がおすすめです。バッテリーを交換することにより、以前のように快適に使用できるようになるでしょう。
ここでは、iPhoneの電源が勝手に落ちてしまう不具合について、原因と対処法をご紹介しました。お使いの機種に応じて、まずは今回ご紹介した対処法を試されることをおすすめします。自分でできる一通りの対策を試した後、それでもまだ症状が残ってしまう場合は、バッテリーが老朽化している可能性があります。iPhoneのバッテリー交換は、スマホ修理専門店に依頼すれば即日で完了できます。iPhoneの電源トラブルでお困りの方は、ぜひ専門修理店へお持ち込みください。