iPhoneの調子がなんとなく悪い時、もしかして故障かな？と考えてしまうことはありますよね。もしかしたらあなたのiPhoneは知らないうちに調子が悪くなったり、故障してしまったりするかもしれません。いざ、iPhoneの調子が悪くなった時、あなたは対処できますか？
この記事では「iPhoneの調子が悪い」「もしかしたら故障かも」とお悩みの方に向けた、不調の原因と対処法をご紹介していきます。バッテリーの持ちが良くなったり、処理するスピードが上がることもあるのでぜひお試しください。

iPhoneの調子が悪い時の対処法①　起動中のアプリを終了

起動中のアプリを終了させることにより、バッテリーの消耗やアプリの処理スピードが上がることがあります。iPhoneには、複数のアプリをすぐに切り替えることができる「マルチタスク」という便利な機能があります。複数のアプリを起動させていると不具合が生じ、バッテリーの消耗やアプリの処理スピードが遅くなる原因となります。
そこで、iPhone上で起動している複数のアプリをマルチタスクで削除すると回復することがあります。マルチタスクの削除はとても簡単なので皆さんも実践してみましょう。

マルチタスクの削除方法は、iPhoneのホームボタンを2回押します。すると、iPhoneの画面上に最近使用したアプリのリストが表示されます。削除したいアプリを上にスワイプすることでそのアプリが終了します。注意しておきたいのが全てのアプリを終了させてはいけないこと。アプリを起動し続けている時よりも、一から起動させる方がバッテリーの消耗は大きいからです。普段から使っているアプリや前回中断したところから始めたいアプリは終了させないことがポイントです。

iPhoneの調子が悪い時の対処法②　再起動・強制終了

マルチタスクで削除してもiPhoneの調子が戻らない場合は、再起動か強制終了をすることで解決することがあります。画面タッチが効く場合には再起動を、画面タッチが効かない場合には強制終了をするのがおすすめです。

再起動の方法

• iPhoneX以降の場合
  電源ボタンと音量を上げるボタンまたは音量を下げるボタンを長押しします。画面にスライダーが表示されたら、ドラッグして電源をオフにします。電源が切れたら電源ボタンを押し続け、Appleのロゴが表示されたら離します。
• iPhone8以前の場合
  電源ボタンをスライダーが表示されるまで長押しします。画面にスライダーが表示されたら、ドラッグして電源をオフにします。電源が切れたら電源ボタンを押し続け、Appleのロゴが表示されたら離します。

強制終了の方法

• iPhone8以降の場合
  音量を上げるボタンを1回押し、音量を下げるボタンを1回押します。その後、電源ボタンを押し続け、Appleのロゴが表示されたら離します。
• iPhone7またはiPhone7Plusの場合
  電源ボタンと音量を下げるボタンを、同時に10秒以上押し続け、Appleのロゴが表示されたら離します。
• iPhone6s以前の場合
  ホームボタンと電源ボタンを、同時に10秒以上押し続け、Appleのロゴが表示されたら離します。

iPhoneの調子が悪い時の対処法③　SIMカードの挿し直し

SIMカードの挿し直しは、電話やメールが使えない状態や圏外の表示になっているなど通信関係のエラーに対して有効です。SIMカードを抜くには「SIMカード取り出しツール」が必要です。もしSIMカード取り出しツールがなかった場合は、ペーパークリップで代用できます。
まず事前に、iPhoneの電源が切れている状態にしておきましょう。電源が切れたら、本体の横にある穴に「SIMカード取り出しツール」を挿しこむとSIMカードトレイが出てくるので取り出します。トレイの掃除をして再びSIMカードを装着した後、本体に戻します。カードトレイを戻す時に、SIMカードの表と裏を間違えないようにしましょう。最後に再起動をして不具合がないか確認します。正しく挿していないと、画面上に「SIMカードが挿入されていません」というエラーメッセージが表示されます。

iPhoneの調子が悪い時の対処法④　初期化・復元

対処法①～③までを試してもiPhoneの調子が悪い時は、初期化・復元というやり方があります。初期化すると使い始める前の「工場出荷時の状態」に戻るため、必ず事前にバックアップをとっておくようにしましょう。初期化の手順は次の通りです。

• iPhoneのホーム画面から「設定」をタップ
• 「一般」をタップ
• 「リセット」をタップ
• 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶ（パスコードの入力）
• 「iPhoneを消去」をタップ
• もう一度「iPhoneを消去」をタップ

以上の手順で初期化することができます。
初期化されたiPhoneへの復元は、iCloudのバックアップから行うか、iPhoneとパソコンを接続してiTunesのバックアップから実行します。

いくつかのiPhoneの調子を改善する方法や故障した時の対処法を紹介させていただきました。iPhoneの調子が悪いなと感じた時はiPhone内にインストールされているアプリを整理することをおすすめします。たくさんのアプリがインストールされていることが原因である可能性が高いため、不必要なアプリはアンインストールしたり通知設定を無効にしたりするなど、なるべくメモリを使わないことを意識しましょう。
これを意識するだけでiPhoneのバッテリーの稼働時間が短くなることや処理スピードが遅くなることを防ぐことができます。これら対処法を試しても改善できなかった場合は修理専門店へお持ちください。