iPhoneを長く使っていると、バッテリーの劣化によってパフォーマンスが落ちてきます。バッテリーを交換すれば、新品同様の状態で使えるようになりますが、費用がいくらかかるのか気になりますよね。iPhoneのバッテリー交換はAppleStoreをはじめ、正規のAppleサービスプロバイダや非正規の修理専門店で依頼できます。交換を依頼する店によって費用が変わるため、各店のサービス内容を比較したうえでお得に交換したいもの。そこでこちらでは、iPhoneのバッテリー交換にかかる費用についてご紹介します。iPhoneの充電がすぐに切れて困っている方はぜひご一読ください。
Appleストアやサービスプロバイダで交換するのにかかる費用
AppleStoreや、その正規代理店であるAppleサービスプロバイダでバッテリー交換をする場合、通常8,800円の修理費がかかります。しかし、現在は期間限定で値引きキャンペーンが行われているため、2018年の12月までは3,200円でバッテリー交換可能です。通常の修理費と比較すると5,600円分も安く依頼できますから、正規店での交換なら年内での利用をおすすめします。
Appleがこの値引きキャンペーンを行うことになったきっかけは、iPhone6について、バッテリー劣化にともない意図的に動作性能を落とす仕様になっていたことです。ユーザーの調査によって発覚したこの仕様について、新しい機種を買い替えさせるためのものではないかという疑念が広まり、Apple側が公式に謝罪するに至りました。そのお詫びとして、現在のバッテリー交換値引きキャンペーンが行われている次第です。
AppleCare+加入で無料交換ができる
正規店でバッテリー交換を依頼する際、AppleCare+に加入している方なら、修理費が無料になります。自身がAppleCare+に加入しているかどうかは、Appleの公式サイト上で自分のiPhoneのシリアルナンバーを入力することで調べられます。AppleStoreやAppleサービスプロバイダでのバッテリー交換を検討中の方は、AppleCare+に加入しているかお調べいただくことをおすすめします。
ただし、バッテリー交換が無料になるとはいえ、その条件となるAppleCare+への加入には費用がかかるため、実質的にはお金がかかります。料金はiPhoneのモデルによって異なり、iPhone6s、7、8では14,800円、iPhone6s plus、7 plus、8 plusでは16,800円、iPhoneXでは22,800円と、どの場合でも1万円以上の加入費が必要です。また、AppleCare+に加入している場合でも、バッテリー交換が無料になるためには、バッテリーの蓄電容量が80%未満に下がっていることが条件になります。バッテリー容量が80%以上だと保証の対象外になりますのでご注意ください。
非正規iPhone修理店で交換するのにかかる費用
非正規の修理専門店でも、iPhoneのバッテリー交換を依頼できます。費用は機種によって異なりますが、3,000円台~9,000円台と、1万円未満で修理できる店がほとんどです。AppleStoreや正規店と比較して安くバッテリー交換できるので、コストパフォーマンスを重視する方におすすめします。
また、非正規の修理店では、正規店と比べて待ち時間が短かったり、バッテリー交換時にiPhoneの中のデータが初期化されずに済んだりといったメリットもあります。非正規だと信頼性に不安があるという方もいらっしゃいますが、実際には大手の家電量販店などが確かな技術を持った専門の修理業者と提携して展開しているお店が多く、正規店に劣らないサービスが受けられます。
非正規の修理店は全国各地にあるためアクセスしやすいのも特徴です。修理の品質が気になる方は、お近くの修理店の口コミ評価などを調べたうえで、信頼できるお店でバッテリー交換を行いましょう。
時間とお金をかけずに交換したいならおすすめは?
できるだけお金をかけずにバッテリー交換したい場合、自分で交換する方法も存在します。しかし、手順を間違えるとデータが壊れてしまったり、元の状態で使えなくなってしまったりするリスクがあるため、おすすめはできません。
それだけでなく、一度自分で分解してしまったiPhoneは、正規店での修理の対象外になってしまいます。また、非正規修理店であっても高額な修理費用がかかってしまいます。そのため、バッテリー交換をするならはじめから専門店に任せたほうがより安全です。
また、非正規のiPhone修理店であれば、正規店よりも安く、より短い待ち時間でバッテリー交換できます。事前予約をして持ち込めば、30分程度の手続き時間で、即日受取も可能です。正規店の場合、バッテリーの在庫がなければ受け渡しに1週間前後かかることもあります。なるべく時間とお金をかけずにバッテリー交換したいなら、非正規修理店への持ち込みをおすすめします。
iPhoneを1~2年使って動作が遅くなったり、古いiPhoneのiOSをアップデートしたら電池の減りが早くなったりする原因は、バッテリーの劣化が疑われます。古くなったバッテリーを交換すれば、また新品同様の操作感が取り戻せるかもしれません。しかし、正規店の修理はコストが高く、また自分でバッテリー交換をする方法は安価とはいえリスクが大きいのが難点です。できるだけ安く、時間をかけず即日でバッテリー交換したい方は、ぜひお近くのiPhone修理店にお持ち込みください!