iPhoneが水没した時、焦ってつい誤った対応をしてしまった経験はありませんか?適切に対処できればダメージは少ないのですが、失敗してしまうと故障したり、データを失ったりというリスクがあります。水没は保証対象となりませんので、高額な修理・交換費用が掛かってしまうことも多いそうです。また、気がつかないうちに水に濡れてしまっていた、ということもあるかもしれません。私たちが自分で「水没したかどうか」を確認することはできるのでしょうか?ここでは、iPhoneが水没したかどうかの確認方法や正しい応急処置をご紹介します。
iPhoneを水没させたら水没マークをチェック!
iPhoneが水没してしまっているのかどうかを確認する術があることをご存知でしょうか? iPhoneには「水没マーク(液体侵入インジケータ)」というものが組み込まれており、この部分が水に濡れてしまうと濡れていることがわかるような変化を引き起こします。さらに、この水没マークは一度濡れると乾燥させても消えることがありません。
ある程度時間が経過していたとしても、水没した事実を確認することができるのです。そのため、修理や交換を依頼する際に、水没したことを隠していたとしてもすぐにわかってしまうことでしょう。また、水没に気がついていなかったとしても、ここを確認すると水没したかどうかをチェックできるのです。水没というのは、水の中に落とす以外でも起こりえます。雨に濡れてしまったり、汗をたくさんかいてしまったりした場合でも、水没マークが反応するケースがありますので注意しましょう。
機種別の水没マークの場所の確認方法
iPhoneの水没マークのある場所は、一見するとどこにあるのかわかりません。ただ、近年の機種である下記のiPhoneについては、すべて同じ場所に水没マークが存在しています。
・iPhone5/5C/5s/iPhoneSE
・iPhone6/6 plus/6s/6s plus
・iPhone7/7 plus
・iPhone8/8 plus
・iPhoneX
まずは、本体側面にあるSIMトレーを小さな穴にピンを押し込み引き出しましょう。すると、本体液晶画面側に白いマークが見えます。それが水没マークです。懐中電灯で照らしてみると見えやすくなります。また、水没マークは水に反応すると赤くなるので、すでに赤い場合は水没しているということになります。
水没マークは目安!水没したら応急処置を忘れずに
水没マークは中が水で濡れていることを示す目安です。万が一水没してしまった場合は、すぐに応急処置をしましょう。ただし、間違った対応をしてしまうと、故障やデータ損失の原因となります。
・内部が渇いていない状態で電源を入れてしまう
・iPhoneを振る
・内部が濡れている状態で充電する
・ドライヤーを使って乾かす
内部が濡れている状態で振ってしまうと、水分がほかの場所へと移動してしまいます。また、精密機器ですので、ドライヤーの熱は故障の原因となるので絶対に使わないようにしましょう。適切な対処法としては、次の通りです。
・電源を抜いてSIMカードも取り出す
・iPhoneを拭く
・ジップロックなどに乾燥剤とともに入れて乾燥させる
特に、iPhoneを拭く場合には、イヤホンジャックやDOCKコネクタなどの、狭い場所もしっかりとふき取るようにしましょう。
水没したiPhoneを修理するには
水没したiPhoneが、復活しない場合は修理が必要です。また、運よく復活した場合でも、再度壊れてしまう危険性がありますのでデータバックアップをしてから、すぐに修理依頼をするようにしましょう。修理や交換依頼をする場合は、まずAppleや正規サービスプロバイダに依頼をしましょう。ただし、基本的に水没してしまった場合は、通常の保証対象となりません。
また、交換となりますので非常に高額な交換費用が掛かるでしょう。Apple careに加入していれば、多少安くなりますが、それでも高額であることには変わりありません。そのような場合は、交換をする前にiPhoneの修理専門のお店に依頼をしてみましょう。お店や機種にもよりますが、平均で10,000~20,000円程度で修理をしてもらうことができます。交換するよりも安いのでぜひ一度相談をしてみましょう。
水没して、iPhone内部に水が入ってしまったかどうかは、水没マークを見ることで確認することができます。水没したかどうか不安な場合は確認してみましょう。中の水没マークが赤色になっていると水没している証なので、必要に応じた対処が必要です。
水没したときには、電源を落として、しっかりと乾燥させるようにしましょう。ただし、乾かそうとするあまりiPhoneを振ってしまったり、ドライヤーで乾かしたりすると故障の原因になるので注意しましょう。水没して修理を依頼する場合は、専門店へお持ちください。