iPhoneの画面がおかしい状態になってしまったときって困りますよね?「タッチしても画面が反応しなかった」「画面に線が入った」「変な色になった」「画面が真っ黒になった」など、さまざまな不具合が起こることがあります。このような状態になってしまうと、「このまま故障してしまって修理するのに高額な費用を支払わないといけないのではないか」と感じるかもしれません。データがなくなってしまうと、一大事です。そんなiPhoneの画面に関するさまざまなトラブルに役に立つ、代表的な症状の原因と対処法を解説します。
タッチしても反応がない場合の対処法
iPhoneをタッチしても、何も表示が反応しない場合は、次のような原因が考えられます。
・自分の指が汚れている
・液晶が水で濡れている
・液晶が汚れている
・iOSの問題
・液晶保護フィルムの問題
・バッテリーの問題
汚れや濡れていることが原因である場合、その汚れや水滴を除去することで、簡単に解決することがあります。もし、液晶をきれいにする場合は、傷がつかないように柔らかい布でふくことがおすすめです。また、液晶保護フィルムが劣化してしまうと、液晶が反応しないことがあります。一度はがして、操作できるか確認してみましょう。
時として、iOSが最新バージョンになっていないことが原因である場合もありますので、最新の状態になっているかを確認してください。バッテリーが膨張することで、液晶が圧迫されて反応しない事例もあります。iPhone自体の交換や、バッテリーの交換をすると改善する可能性があるでしょう。
画面が黒い/電源が入らない場合の対処法
iPhoneの画面が真っ暗な状態になっている、または電源がつかない場合は、次のような原因が考えられます。
・水没故障している
・物理衝撃による故障や本体の湾曲
・ソフトウェアトラブル
・ディスプレイケーブルトラブル
・バックライトが切れている
まずは、これらの原因を見極める必要があります。強制再起動ができるかを確認しましょう。iPhone7では、電源ボタンと音量を下げるボタンを10秒以上押下して、Appleロゴが出るまで待ちましょう。また、iPhone6s以前の場合は、電源ボタンとホームボタンを10秒以上長押しすると強制的に電源を落として再起動ができます。
再起動できない場合は、ディスプレイケーブルにトラブルが起こっている可能性があるので、調整を行いましょう。ただし、自分で対応できないため、修理依頼をする必要があります。
色が変になったときの対処法
iPhoneの液晶は非常に繊細なものです。落下による衝撃などによって色が変わってしまったり、線が入ってしまったりすることもあります。見た目が変わるだけではなく、場合によってはフリーズしてしまうこともあるでしょう。さらに、フリーズしないかわり誤作動によってiPhoneが勝手に動いてしまうこともあります。誰かに電話をかけてしまったりすると、相手にも迷惑をかけてしまう恐れがあるので、できるだけ早めに対処しなければならないでしょう。
このような場合には、液晶そのものの損傷によるトラブルですので、個人でできる対処法というのはありません。Appleに修理を依頼して本体の交換をしてもらうか、専門の修理業者に依頼をして液晶を直してもらう必要があるでしょう。また、単純に色合いが変わってしまった場合は、カラーフィルタがオンになっている可能性があります。「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ディスプレイ調整」で確認してみましょう。
その他の症状でiPhoneの画面がおかしいと思ったら
その他にも、画面が何かおかしくなった場合は、次の順番で対処してみてはいかがでしょうか。
・すべてのアプリを終了する
ホームボタンをダブルクリックすることで、操作していたアプリの選択画面が表示されます。画面上部にアプリをスライドさせることで、アプリを終了できますので、すべて終了させて様子をみましょう。
・電源を入れ直す
電源ボタンを長押しすることで、電源操作が可能になります。スライドさせると電源を切ることができるので、電源が落ちたのを確認して、再度電源を入れ直して様子をみましょう。
・強制再起動をする
フリーズしてしまい、電源オフができない場合は、強制的に再起動をする必要があります。Phone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusでは、音量を上げるボタンを一度押し、その後下げるボタンを一度押して、電源ボタンを長押しします。iPhone 7 または iPhone 7 Plusでは、音量を下げるボタンと電源を長押しすることで強制再起動ができます。iPhone6s以前の場合は、電源ボタンとホームボタンを10秒以上長押しすると強制的に電源を落として再起動ができます。
iPhoneの画面がおかしくなってしまうと、見た目の問題だけではなく、操作自体ができなくなってしまったり、誤作動を起こしてしまったりすることがあります。自分自身で対処することで改善する場合や、応急処置ができる場合があるものの、どのようなことをしても改善しないこともあるでしょう。そのような場合は、修理をしなければなりません。しかし、Appleの場合は、事故などが原因の破損は保証対象外となるため、修理費用が高額となります。そのため、iPhoneの画面がおかしいと思ったら専門店へお持ちください。